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東京野菜の視察に行ってきました!

昨日は休市日ということで、

所属しております築地市場蔬菜部会の企画で、東京野菜の産地視察に行って参りました。

まず訪れたのは、練馬区。

そうです。言わずと知れた『練馬大根』の生産者、渡戸 章さんの圃場に伺いました。

周辺はマンションが建ち並ぶ住宅街の中で、先祖代々土地を守り続け、練馬大根を栽培されております。

この渡戸さんのお話が実に面白かった~。

自家採種している事。昔は沢庵屋さんもされていた事。葉っぱまで美味しい事。青首大根よりいかに練馬大根が優れているか・・・などなど(笑)

参加者は、その歯に衣着せない独特な語り口に引き込まれて、

終始笑顔の絶えないご説明を聞くことができました。

流石、数多くのメディアにとり上げられるお方だけあります。

この練馬大根は、あの有名な三國シェフのご注文で、10本程朝に抜いたそうです。洗浄すると、本当に輝くように真っ白な美しい大根です。

あと半月程でもう少し太くなり、最盛期を迎えるそう。

干し大根にしてから作られる、渡戸さんの練馬大根の沢庵は正真正銘の本物の味

いや、本当に食べてみたいな~と思いました!(クリスマス頃に漬かるそうです)

 

昼食を挟み、次に伺ったのは

清瀬市でホウレンソウ、水菜、カブなどを栽培されている、愛情野菜専業農家ヤマヨシさんの畑です。

先ほどの練馬と比べると、同じ東京とは思えないほど開けた感じがしました。

こちらが、小寺さん。イケメンです

お父様、お母様、奥様と弟さんの家族5人と、パートの方10名という構成で、400a以上の農地に、50棟以上のパイプハウスと露地栽培を組み合わせて生産されています。

こちら小寺さん、凄い事になんと東京都の個人農家では初となるASIAGAPを取得されているんです!!

ASIAGAPは2020年東京オリンピック・パラリンピック時には、選手村の食材調達基準となるようです。詳しくは知りませんが、かなり厳しい要件をクリアされて取得されたと思われます。

世界に向けて、日本の農産物のクオリティの高さを認めてもらえる機会になるでしょうね。

ASIAGAPって何?という方はコチラ

 

どのハウスを覗いても、作物が整然と並んでいて、実に美しい!

スラっとした姿の水菜、葉までしっかりとしたカブは、都の品評会で数々の賞を受賞されているとの事。まさに芸術品です。

 

それぞれ個性の違った都市型農業を実践されている生産者のお話を聞くことができて、情熱ある生産者さんとその息がかかった素晴らしい品質の農産物が、東京にも沢山あるもんだな~と、改めて確認したのでした・・・。

また、消費圏内に生産地があるというのは、東京ならではの地の利と言えるでしょうね。鮮度の良さを感じながら美味しい野菜が食べられる。理想的です。

 

今回ご紹介した以外にも、

東京が誇る野菜は色々とあるんですよ。

【江戸東京野菜リスト】

亀戸大根、大蔵大根、金町小かぶ、東京長かぶ、伝統小松菜、谷中しょうが、馬込三寸にんじん、馬込半白きゅうり、寺島なす、東京うど、しんとり菜、奥多摩わさび、滝野川ごぼう、三河島菜、のらぼう菜、砂村一本ねぎ・・・・

気になる商品がございましたら、お気軽にカネウまでお問い合わせください。