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IoTと農業

最近、よくわからない単語が多い。なんかの記事に「IoT」と書かれていて、全く解らず調べてみると、「Internet of Things=モノのインターネット」の意味らしい。

少し前に流行った曲で「TT」というのがあったが、それが絵文字の(ToT)から来ていると知った時には、なるほど!と感心したけれど、IoTにはもっとちゃんとした意味があった。

インターネットを介して離れた場所でモノの状態を把握したり動かしたり、モノ同士が双方向でデータをやりとりする事らしく、そこからビッグデータを収集できたりするんだそう。

離れて暮らす高齢の親の安否を、電気ポットの使用頻度からインターネットを介して知るなんていうサービスがある事を、以前に聞いたことがあった。

また、AIスピーカーに命令して、音楽をかけたり照明を調整したり、外出先からお風呂を沸かしたりエアコンを作動させたりできるなんて言うのも、一応は知っている。

でも、こんなオシャレで最先端の生活は、港区の高層マンションの住人くらいしかしてないだろー! と実は今でも思っている。

さて、そんなIoT技術だけど、調べていると実はとても身近な存在だった事に驚かされた。

近くのスーパーマーケットでキャッシュレス決済をしたり、パスモやスイカで電車に乗ったり。ああいったのも、大企業が色々な情報を収集しているそうで、IoTは実に幅が広く懐も深い。

私が生業とする青果仲卸。ここで扱う野菜や果物の生産にも、既にこうした技術が応用されているとは、恥ずかしいけどあまり馴染みが無かった。 (ToT)

いや、次世代の農業はスゴイ!

ハウス栽培では、日射量や土壌水分量をセンサー感知して、水やりや施肥、温度管理を自動化して栽培に最適な環境を作り出したりしているそう。

また、ドローンで上空から田畑の状況を撮影して、クラウドにアップロード。生育状況を瞬時に判断して、最適な栽培へと導いてくれることも可能だそうで。

はぁ。そこまでできるとは。

大手農機具メーカーではトラクターやコンバインにGPSを搭載して、自動運転を可能としたり、また、傷をつけない様に細心の注意で行っているブドウの収穫を、最適な熟度を検知しながらロボットが行ったりするなど、テクノロジーが労働力の軽減と大規模経営化もサポートしてくれている。

季節ごとの気象状況や収穫のタイミング、生育の予測・・・など、長年のキャリアに頼るところが大きかった農業分野。

そこにIoTを活用することで、高い生産性と収益を生みだし、もっと魅力ある産業として変化してゆく。それにより若い人たちの就農率の増加にも期待ができますね。

そうしたら、未来にずっとつながってゆく!これぞまさしくSDGs!

なんか、えらい遠くを見据えてしまった水曜の休市日でした。

それと我が家の娘たちに一言云いたい。

食卓で立ち上がると「パパ、牛乳取って・・」とか

LINEで「帰りに、抹茶のキットカット買ってきて・・」とか

パパはアレクサじゃない!(でも、そろそろ娘達の欲しいタイミングで、自動的に行動できそうな気がしている。)